タンスの奥にしまわれたままの古い着物、捨てるには惜しいけれど着る機会がない…。そんなときは、処分方法を知っておくとスッキリ片付けができます。
着物は大切に扱われてきたものが多いため、単に捨てるだけでなく、再活用やリユースを検討するのがおすすめです。
まず、リサイクルショップや買取業者に売る方法があります。状態が良い正絹の着物や有名作家の作品であれば、思わぬ高値がつくこともあります。ネット買取や宅配査定を行っている業者も多く、手軽に利用できます。
次に、リメイクするという方法もあります。着物の布地は上質なものが多く、バッグや小物、洋服などに生まれ変わらせる人も増えています。手芸が得意な方や、オーダーリメイクを依頼できるお店を利用するのも一つの手です。
また、寄付も選択肢のひとつです。地域の福祉団体や海外支援団体では、着物や浴衣を再利用する活動をしている場合があります。使わなくなった着物が、他の誰かの役に立つなら有意義な処分といえるでしょう。
どうしても売れない・寄付も難しいという場合は、可燃ごみとして処分することも可能ですが、その際は小さくカットして分別に従うようにしましょう。ただし、罪悪感を減らすために「供養」してくれるお寺や神社に持ち込む「お焚き上げ」を選ぶ人もいます。
大切な思い出のある着物だからこそ、処分も丁寧に考えたいもの。自分にとって一番納得のいく方法を選ぶことが大切です。